見つけた!『忍剣花百姫伝』の人物紹介の原稿。貼り付けてみます〜

この人物紹介はシリーズ中盤のものなので、後に重要な人物となってくる八忍剣五ノ者、女たらしの夢候(ゆめそうろう)や、六の者の堅物、伊留加(いるか)や、七ノ者で、癒しの力を秘める醜草(しこくさ)などの紹介はありません〜

『忍剣花百姫伝』人物紹介
花百姫(かおひめ)―――――別名、捨て丸。霊剣・天竜剣に選ばれし八剣城の姫君。落城の折、わずか四歳で行方知れずとなり盗賊に育てられた。ふたたび天竜剣を手にして、失った記憶がよみがえり、水耳(みずみみ)の力に覚醒した。

八剣 朱虎(やつるぎ あけとら)――――花百姫の父。五鬼四天(ごきしてん)の要、八剣城の城主だったが、謎の軍勢に襲われ討ち死にした。

白鳥 霧矢(しらとり きりや)――――神宝・風招(かざお)きの玉に選ばれし八忍剣の八ノ者。水天の法(水耳)の術者。陰となり日向となって、つねに花百姫を見守ってきた忍びの者。

相馬 天兵(そうま てんぺい)――――霊剣・天竜剣と兄弟の剣、地竜剣に選ばれし天才剣士、八忍剣の一ノ者。少年のころ、花百姫のお側役であった。八剣城の戦いで傷ついたが、天外 守部(てんがい もりべ)に救われ、育てられた。美女郎との戦いにより記憶を失っている。

火海姫(ひあまひめ)――――玉風城の姫君。火のような気性の男装の麗人


神内 小太郎(じんうち こたろう)―――少年のころは花百姫のお側役。火海姫に仕える赤備え騎馬隊長となったが、玉風城に襲いかかった魔王の軍勢との戦いの中で行方知れずになっている。

美女郎(みめろう)―――――美貌の忍剣士。神宝・黒竜笛に選ばれし三ノ者。飛天の法をあやつる。魔王と通じ、八忍剣の裏切り者か?

天外 守部(てんがい もりべ)――――五鬼四天の謎の城、天外城城主。諸国に、「草」と呼ばれる忍びをひそませ、つねに、魔王の動きをさぐっている。

佐々九郎左衛門――天外城に仕える老剣士。朱虎や守部、そして天兵、小太郎の剣の師。

鳴神 流山(なるかみ るざん)――――玉風一族と対立する鳴神一党をひきいる。一本気で部下思いの豪傑。美女郎の謀略により、領国と一党を失ってしまった。

こっぱ丸――――金目と名づけた大鷲と、兄弟のように育った少年忍者。

老天人(ろうてんじん)―――――大和の竜尾族をひきいる、空天の法の術者。

天魚(あまご)――――――老天人の弟子。戦で親を失い、失明してしまった。

水魚郎(みなお)―――――天魚の血のつながらない弟。赤児のとき、戦場で泣いているのを、自身も孤児となっていた天魚にすくわれた。
 
というわけで、挿絵は初刊本のイラスレーター陸原一樹さんの七巻の絵です。当時、少年少女たちがこぞって夢中になってくれた児童書版、懐かしいなぁ〜今は成人向きの文庫になってます。

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