琵琶湖畔の不思議なお店

とても久しぶりに出かけました。
滋賀県の琵琶湖の湖畔に、こんなお店が〜

明治八年から近江八幡にあった和菓子の老舗「たねや」さんの洋菓子部門の喫茶店「club HARIE」さん、バームクーヘンが専門です。
すごいのは、草屋根とでもいうのでしょうか、屋根一面が芝生のようです。
どこか、おとぎの国へ来たみたいです〜♪
こちらのバームクーヘン、ソフトで上品な甘さで、ほんとに美味しかった!
これまでのバームクーヘンとは別物でした。


そして、この綺麗な冊子↓は「ラ コリーナ」という全ページカラー写真の企業誌と、秋のカタログです。
たねや」さんは、お菓子の素材にも細やかな配慮をなさっていて、この冊子を見るとその志が伝わってきます。ココのお菓子はきっと、心にも身体にもいいに違いないと思いました。
日本一の湖、琵琶湖の県、滋賀県は空気も綺麗で、風も澄んでいて、ほんとにいい所です。
水辺でジョギングをする人、サイクリングする人、カヌーレースの選手やヨットで楽しむ人達、釣りやバーベキューをする家族連れ。あまりに平和な風景……
……だったからか、ふと思ったのが、もし、ひとたび敦賀あたりで原発事故が起これば、この命輝く湖すべてが汚染され、今は人を癒してくれるきらめく空気も風も自然も、命を蝕む怪物に変わってしまうということでした。
もう関西圏のどこにも平和がなくなるのです。
故郷を、自然を愛する日本人にとって、やはり、原発だけはもうやめなければいけないと、強く思ってしまったのは、目にした風景があまりに癒されるものだったからだと思います。
たねや」さんのような良心的なお店の努力も、そのお店と契約して、安全で美味しい農産物を作ってくれる人達の努力も、みな、無駄になってしまうようなことを、もう二度と起こしてはならないのですから。

当たり前の人の幸せすべてを打ち壊してしまうのが原発事故なんだなあと……。
ここへ出てきた時には、一瞬、そんなことは忘れてしまっていたし、正直、ずっと忘れていたかったのに、これほど美しい癒されるものに包まれて、そんなことを思い出してしまうなんて、やっぱり、今の日本がおかしいんだと思いました。
今の日本が進もうとしている方向は、これからの日本人を決して幸せにはしてくれないと思いました。今日の私は幸せでしたけれど……