辛すぎる時、人は優しくはなれない

そんなことを思うような出来事がありました。
いえ、私自身もこれまでの人生を振り返れば、こどもたちを護って生き抜くのに必死で、どんなお友達ともお付き合いせずはしってきたこともあります。
だから、そんな気持ちはよくわかります。
私がブログやHPを運営しているのは趣味でも楽しみでもありません。結果として楽しい出来事に繋がったとしても、それはたまたまのこと。基本的には仕事の一部だと思っています。だから、忙しくても更新はするようにしています。作家という職業人の読者サービスであり、児童書というものに興味を持って下さる方が増えますようにとの願いからやっているのです。だから、よほど辛いことがあってもその事は書かないし、しんどい状況にあってもそれは書きません。できるだけ、楽しんでもらえることや、悩みであっても、ここを読んで下さっている方々が身近に感じて下さるようなこと以外は書きません。
いえ、どんな日記でもあっていいし、どれが感心できないとかいう意味ではありません。日記の中で違う世界を楽しんだり、愚痴を言い合える場になったり、同じ趣味の人たちが集まったり、いろんな楽しみ方があるし、私もそういう楽しい運営をできるのであればそれが一番いいなと思うのですが、それは、確固たる暮らしを手にした人だけができる贅沢だと思うのです。いろいろ理由があって(それについては書けませんが)、私にはそういう楽しいネット環境というのは、まだまだ手に出来ない世界なのです。
だから、私のブログはあくまでも仕事の一環です。
でも、書かれているものを読んだ人の中には、毎日でないにしても日記書くなんて暇な人だなあと思う人もあれば、ここに書かれていることが私の生活の大方だと誤解されることもあると思います。とんでもないです。人生の辛さや苦しみの99%は、ここに書いてはいないのです。楽しいことはすすんで書いてますが。
だから、どうぞ、「このひとは日記書く暇があるのにメールもくれない」って怒らないで下さいね。「『忙しい忙しい』とかいって、何よ、楽しいことばかりしてるじゃない」って日記に書かれた内容だけが私の暮らしだと信じないで下さいね。
でも、私よりもっともっと辛いところで頑張っている友人がいたのに、私は今日まで何も気づかず何の力にもなりませんでした。私が書いていた楽しそうな日記が、その友人を傷つけていたのかと思うと胸が痛みます。きっと、私は彼女の友人になるには心遣いも人徳も足りなかったのです。性格も違いすぎていたのかもしれません。でも、無理しなくていいと思います。彼女も私も。どちらかがマイナスの感情を持ってしまうより、距離をおいてでも、元気でいてくれればいいと思っています。
「身体だけは気をつけてね」と、それだけが私の今の願いです。