プレアデス&姉さんズの怪!

まず、今日はプレアデスの合評会でした。
しばらく休会していたので、熱い合評の雰囲気にリハビリ参加といった感じでした。
まだ未完成だけど、面白い作品の数々。もう出版社に持ち込めそうなのも、ふくらませれば独特の世界が立ち上がるのではないかと思える作品、それはそれはいろいろ。
でも、やはり、思ったことは、合評で出た批評や助言に反発せず、素直に参考にする人はどんどん作品が良くなっていきますね。独特の個性や才能を伸ばすも、そこでとどめてしまうのも、やはりその人自身なんですね。
合評でよくある批評に対して、作者がよく「でも、これは本当にいるひとを書いたんです」とか、「これは本当にあったことなんです」とおっしゃったりします。
でも、これは禁句。
作家というのは、うそを本当のように書くのが仕事です。うそと見せて真実を書くのが仕事です。うそであっても、本当であっても、表層だけではなく、深く掘り下げた真実を描かなければ、それは物語の世界ではなんの価値もないことです。物語という言葉に値するのは、荒唐無稽のエンタメであろうと、ファンタジーであろうと、ナンセンスであろうと、リアリズムであろうと、底深くに真実の宝石が輝いているものだけなのです。
本当のことでも、うそでも、作品に描かれたものだけがすべて。
自分が見たと思っている何かは、ただ表層を見ただけではないだろうか、と、考えてみることも大切です。
大事な作品を批評されるのは反発もがっかりもあるでしょうが、そこで、止まらないことです。満足しないことです。
その作品はもっともっと面白くなる可能性を秘めているのですから。
評価してくれる批評だけを受け入れるのでなく、辛口の批評こそ、よく受けとって吟味した方がいいのです。尊敬できる作家や先輩のことばなら、おそらく、それで間違っていません。ただし、オンライン上や、どんぐりの背比べの間柄の場合は、そうともいいきれないのですが。
でもまあ、どんな相手にでも「これは本当にあったことなんです」「本当に見たことなんです」という言い訳(批評に対する言い訳でなければかまいません)は、作家になろうというひとなら、プライドにかけて、いってはいけない言葉です。と、そんなこんなことを二次会へ行けたら直接伝えてあげようと思ったりしましたが、行けなかったので、忘れないうちに、ここで。でも、その方の作品はとっても面白かったのです。合評会全体の評も絶賛が多く、Y代表もイチオシの作品でした。だからこそ、ぜひ、もっと面白くしてください。期待しています。
と、合評をすませたら、いつもの二次会なのですが、実は、姉さんズ怪の翌日、風邪がぶり返しまして寝込んでいたので、今日は合評も行けないかなと思ったのですが行けて良かったです。そんなわけで、二次会は顔を出さず戻ってきました。