『夢見る水の王国』の朗読&トークのご案内と、うれしかったこと……

夢見る水の王国 上 (カドカワ銀のさじシリーズ) 夢見る水の王国 下 (カドカワ銀のさじシリーズ)
作家の寮美千子さまのファンタジー夢見る水の王国』(角川グループパブッリシング)から発売されています。
これまでの寮さまの物語を読んで強く感じたことは、研ぎ澄まされた感性とその魂の深さです。
私が個人的に尊敬している幽編集長、東 雅夫先生も「読み進めるにつれて読者の世界観が一変してしまう――そんな力を秘めた物語こそ、本物のファンタジーなのだと私は思う。澄明な驚きと旅への憧れに満ちた『夢見る水の王国』は、その最新にして最深の実例に他ならない。」という言葉を寄せておられます。これを読まずにいられよか! というので、さっそく注文しました。(版元も『恋する新選組』でお世話になっている角川パブリッシングさんですし)
ここ1,2年は、未知なる創作を読めず、お友達から贈られたご本(これが読めただけ幸せ〜♪)と、時代ファンタジーを書いているので膨大な歴史資料を読むだけで精一杯の日々でした。
でも、この4月から生き方を変えました。〆切も大切ですが、その時々に読みたい衝動が起こった本を読むことも大切だと思い直したのです。
思い直しただけでは、むろん、時間をつくれないので、今年から徐々に執筆しているシリーズを減らすことにしました。おおよそ2,3本のシリーズについて、〆切を伸ばしてもらったり、ともかく完結させてもらったり、なんとか予定通りの完結編にたどりついたりしましたので、来年からは息をつくことができそうです。やはり、シリーズが5.6本というのはどう考えても死にます。3本が限界だと思います。3本なら、その合間に、その時衝動が起こった単行本を書く時間もとれますし。あ、いやいや、私の話はどうでもいいのです。
今日、お知らせしたいのは寮さまの『夢見る水の王国』の朗読&トークのご案内です。
奈良、大阪、金沢、相模大野、銀座で開催されるらしいです。わたしは大阪へぜひ行きたかったのですが、なんと、その日は沖田総司さんの墓参&新選組関係作家さんたちが集合する会へ行くため東京なんです。うう、残念でなりません! というわけで、どなたか私の代わりに行ってきてくださいまし。そして、そのご報告をアップして下さいまし。
アルケミスト』の翻訳者の山川亜希子さま(←越水は大々ファン)や、『魔女の宅急便』の角野栄子さま(←越水はいつも恐れ多くてお声がかけられない)が、応援に駆け付けられるようですよ。さすが、寮さま〜♪
詳しいご案内↓
銀のさじブログ
奈良、大阪、金沢、相模大野、銀座のみなさま、ぜひぜひお運びください〜

で、ひとつだけ越水のこと書いていいですか?
寮さまはなんと、越水が敬愛するH.Tさまともお友達でいらっしゃるようなんです。(H.Tさまは、我が「姉さんズの怪」の繰ねえさんもお友達でいらっしゃいます)
そのH.Tさまが「あの方は、物語を作る力があるだけじゃなくて、膨大な資料を収集して、それをまとめ、生かす力がある。そこがすごい」とおっしゃって下さったと、寮さまに教えて頂きました。嬉しくて嬉しくて、わたくし、背中に羽が生えました。只今、京都の空をふわふわ飛びまわっております。こんな感じ↓
ほら、見て、きみの…背中にも〜♪
どうやら、長き落ち込みから復活できそうな気配です。寮さまとH.Tさまのおかげです。ほんとに、ありがとうございました〜〜〜