空の色、森の匂い

一昨日、『忍剣花百姫伝』シリーズの完結編のための取材に、ふたたび、磐座(いわくら)を訪れました。どこの磐座かは、本が出るまで書くことはできませんが、二度の取材でも、まだ二つの磐座を見残しています。もう一度、行かねばなりません。でも、山中なので往復に時間がかかるのです。さて、もう一度行けるか、それは原稿の進み具合にもよります。
磐座のある場所はどこでも、神気というか、霊気というか、そういう侵しがたい雰囲気がただよっています。ここもそうでした。下の写真の奥に見えるのが磐座の一つです。小さく見えますが、近づくと巨石です。
 空の色
 森の匂い
この磐座の護り主はどうやら、蛇です。それも蝮。取材の度に、蛇や蝮に遭遇します。なので、草むらに入るのは危険。おまけに、前回(このときは5月)も、一昨日も、降ったり照ったり、時々雷雨というおかしな天気で、どうやら、そう簡単にはこの山の全貌は見せて頂けないようです。
とはいえ、いよいよ複数の〆切が迫ってきました。えらいことです。いいかげん、書くことに専念せねばなりません。今月中には『花百姫伝』の初稿を上げなければ、八月末の『時空忍者おとめ組!』の3巻の〆切に間に合いません。といってる間に、『恋する新選組3』の原稿もかからねばなりませんし。うう、がんばれ、わたし。
っていうか、その後の予定も、秋とか、初冬の発行予定があります。
実は、先日、新聞記者さんに『花天新選組』の発行年を聞かれて「えっと、2003年だったけ」と答えてしまいました。あとで、あれ? と気がついて、確かめれば、とーんでもない、実は2008年なんです。つ、つまり、私の意識では、この一年は五年分だったのか??? 自分でも呆れかえって驚いています。
か、書けるんだろうか……。