「マイケル・ジャクソン THIS IS IT」愛と地球のために…

 映画館で買ってきたマイケルのTシャツ。
 「マイケル・ジャクソン THIS  IS IT」
必死の時間のやりくりをして、ようやく見てきました。マイケルの最後の勇姿。素晴らしかったです。
私は二十数年来の隠れマイケルファンです。その間いろいろあっても、ずっとファンをやめなかったことを、しみじみ良かったと思いました。
マイケルは世界の宝です。むろん、エンタティナーとしての才能は世界一ですが、それだけでなく、彼が生涯をかけて人々に送り続けた「人類への愛と地球への愛」のメッセージこそ、彼が世界のかけがえのない宝であることを示していたのだと、溢れる涙と共に感じました。
私はこれまで「何のために書くのか」ときかれた時、いつも同じこたえを語ってきました。
私が書く本のテーマはひとつだと。それは「愛」だけですと。
家族への愛、友達への愛、男女の愛、見知らぬ他人への愛、木々、森、虫、鳥、動物、山、川、海、かつて地球上に生きていた人々への愛、そして、この私たちを包んでくれるこの地球への愛…それが、私の書くテーマでした。
ひとりぼっちで戦うひとへ、愛を感じることができないところまで追い込まれたひとへ、生きるより死ぬ方が楽だと思えてしまうひとへ、いいえ、愛はそこにあると伝えたいのです。それだけが、私の書く理由です。なぜなら、私もまた、その人たちと同じ悲しみや苦しみをいつも抱えているから。
私の書く思いと、マイケルのメッセージが最後の最後まで重なり合っていたことに励まされ、勇気をもらいました。たとえ東アジアの無名の作家であっても、これまで書き続けてきたことを「それでよかったのだ」といってもらったような気がしました。「そのまま書き続けていっていいんだよ」と励ましてもらった気がしたのです。
きっと、世界中の名もなき人々が感動の涙を流し、励まされておられるでしょう。そして、問いかけていらっしゃることでしょう。
神よ、なぜ、このひとを召されてしまったのか……と。
まだ、マイケルの最後の勇姿を、映画「THIS IS IT」を、ご覧になっていない方がいらっしゃいましたら、ぜひ、映画館へ!
マイケルは天に召されて、私たちは素晴らしい世界コンサートを観ることができなくなりました。でも、この映画が公開されて、コンサートへ行けない人も、マイケルの舞台を、まるで、その場にいるように、まるで参加しているように観ることができることになりました。
天童であったマイケルを、心から愛された神様のお取り計らいなのかもしれません。どうか、この機会を見逃されませんように。
※念のため、申し上げておきますが、私は仏教徒なので、マイケルが信仰された宗教を信仰している者ではありません。
あえていうなら、マイケルの無垢な魂の信奉者なのかもしれません。