作家になりたい。文章修行って、どうすればいいの? 

【蛇口】
↑昔、わたしがイラストレーターだった頃、「角川文庫の100冊」という冊子に書いたイラスト。本の蛇口をひねれば流れ星が滝のように落ちてくる……本は宇宙だ! というコンセプト。絵は親指大なのに、えらく世界観だけ大きかったイラストです。
【星ネコちゃん】昔、こんな絵も(1)
【角川表紙絵展】昔、こんな水彩画も(2)※各絵をクリックすると拡大画が見られます
【こども絵展】昔、こんな葉書絵も(3)
(でも、最近は、腕がなまってまったく描けません…)
それはともかく、このところ、作家志望の方によくきかれる質問について、常々思っていることを書いてみますね。

【作家になるための美味しいお食事】
1,まず、好きな作家を見つけましょう。
2,好きな作家から始めて、好きな分野をどんどんひろげましょう。
3,あとは、好きな作家、好きな分野を読みまくれ! 読めば読むほど、脳は勝手に修行する!

【作家になるためには、運動を忘れずに】
1,歩こう! 歩くと脳が活性化します。
2,取材しましょう。物語の舞台は、脳内ではなく、ドアの外にこそあるのです。
3,「美しい」と聞いた場所には、いつか行ってみよう。あなたの想像力の引き出しが増えます。

【作家になるためには、書かねばならぬ】
1,女(男)はだまって書き始めよう。
2,途中、煮詰まっても、そこで絶対にやめない。死ぬ気で書き上げよう。
3,書き上がったら、1に推敲、2に推敲、345も推敲です。どうして直していいかわからなくなったら、原点へかえって名作を読みまくれ! 読んでだめなら、取材へ行こう!
それでもだめなら、美しい風景を思い浮かべよう。そして、その場所に主人公を立たせてみましょう。きっと、主人公は美しい風景に惹かれて、自分の足で歩き出してくれます。
4,さあ、それでも、登場人物が自分で歩き出さないなら、それは、おそらく失敗作です。もう一度、設定や推敲からやり直しましょう。

とまあ、これはわたしのやり方です。
なんてこと言ってる場合ではなく、〆切が明後日です! しばし、籠もるかもしれませんが、あとはよろしくお願いします〜 ご常連さま〜