新作を書いています


三年越しで企画を練っていた新作長編を書き始めました。
書き出さないと、またも締め切りに追われて新作が書けないことになってしまうのだけは、今年は避けたいのです。書きたいのにずっと我慢してきたので、もう辛抱できない!という感じで……。
これまで年間6,7冊は書かねばならなかったシリーズの仕事も2本は完結することができて、1本はいったんの完結の後、外伝やスペシャル版という形でまだ続きそう。
残る1本はあと一巻で完結というところまできましたので、今がチャンス! なんとか、1冊だけでも、きちんと、書きたかった新作長編をかたちにしたいと思っています。うかうかしていると、いってるうちに、次のシリーズが入ってくるかもしれませんから。
そういうことを考えていると、ほんとに時間がありません。時間がないと、人間って、無駄なことを自然に考えたりしたりしなくなります。
無駄なことってなに? って、思われるでしょうか。
それは、嫉妬、中傷、意地悪といった陰の気の感情を持つことです。陰の気の考えや行動ほど、自分を疲弊させるものはないのです。
反対に、誰かから、陰の気の攻撃を受けた時は、仕事に没頭してすぐ忘れるようにしています。
私はよく落ち込む人間ですが、なぜか、そういう陰の攻撃を受けて落ち込むことはあまりないのです。ただ、自分の至らなさに、しみじみ落ち込んでしまうことはあります。あるいは、幸せにしたいと思っている大切な人にとって、自分は大して必要のない人間なのではないか……と、不安になる時、私は甚だしく落ち込んだりします。
まあ、これも陰の気なのですが、それで、誰かに向かって攻撃することはありません。ただ、馬車馬のごとく仕事をして、こう考えます。
「自分の人生を切り拓けない人間には、他人を愛する資格はない」って。
大抵の悩みは、それで乗り越えられます。
「人に期待せず、自力で佳き人生を歩む」それが、男女を問わず、自立した人間の歩むべき道ですから。そういう者同士が巡り合った時、夫婦も友達も、本当の人生の伴侶になるのではないでしょうか。
とまあ、そんなわけで、頑張ります。悩みも辛いこともあるにはあるけど、それを逃げ口上にしたら、人生は切り拓けませんから。