ゲゲゲの女房

ゲゲゲの女房 ゲゲゲの女房―連続テレビ小説 (NHKドラマ・ガイド) お父ちゃんと私―父・水木しげるとのゲゲゲな日常 (YM books)
お昼のNHK連続ドラマ、お昼ご飯を頂くときに見ています。
漫画家水木しげるさんをモデルにしたこの物語は、精魂こめて描いた漫画が、時代の風に吹き飛ばされ、ことごとく売れず、貧乏に貧乏を重ね、それでも負けない漫画魂を、これでもかと、描いてくれています。
貧乏神が棲みついているあたり、我が家と同じ。共感しつつ、貧乏に負けない水木さんに勇気と希望を毎回もらっているのです。
そして、とうとう、貧乏漫画家、水木さんにも大きなチャンスがやってきました。週刊漫画誌で連載が決まったのです。
当時、私はまだ子どもだったので、ちゃんと思い出せないのですが、ドラマで「少年ランド」となっている少年漫画週刊誌は、どうやら「少年マガジン」(講談社)だったようです。それなら、毎週、読んでましたとも! でも、私が読み始めたのはもっとあとなので、すでに、水木さんは人気漫画家でした。
今日のゲゲゲは、少年マガジン(ドラマでは少年ランド)の読者人気投票で、「墓場の鬼太郎」は、最下位。編集部では、打ち切りすべきという声も多いのですが、編集長はそれを突っぱねます。この時の人気投票は最低でした、けれど、熱烈なファンレターが編集部に次々届いていたのです。
少年マガジンの若手編集長がやってきて、水木さんに告げます。今週も人気が最下位だということを。
「では、打ち切りですか…」と水木さん。
「いえ、今日はこれをお見せしようと」と、編集長は熱烈なファンレターを差し出すのです。
そして、こうおっしゃるのです。
少数でも熱烈なファンがいる作品は、いつか化ける! 連載を開始しましょう」と。
この時、天才漫画家水木しげるさんの運命の扉が開いたのです。
(ああ、編集長〜 ! )と、私はこの方にハグしたくなりました。そうだったんですね、あなたがいてくれたから、水木さんの漫画を私たちは読むことができるようになったのですね。世界に誇れる漫画家が誕生したのですね! と。
編集長のこの言葉に励まされる作家は、今でも沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
私自身も、版元全体が打ち切りを検討している時に、編集長の決断で救われた経験があります。
そう、『忍剣花百姫伝』シリーズです。そして、花百姫は今、小中学校の図書館で人気が沸騰しているとか。

どうか、ファンのみなさん、編集さん、聞いて下さい〜
「少数でも熱烈なファンがいる作品は、いつか化ける!」という力強い言葉を。
私にも、熱烈なファンレターが途切れずに来る作品が二つあります。
『忍剣花百姫伝』シリーズと『恋する新選組』シリーズです。
忍剣花百姫伝7 愛する者たち (Dream スマッシュ!) (Dreamスマッシュ!) 恋する新選組(3) (角川つばさ文庫)
二つの作品が化けるも化けないも、版元や編集長の決断一つかもしれません。そのためにも、読者のみんな! ポプラ社さんや、角川パブリッシングさんの編集部へ、どんどんお便りを送ってね(頂いたお便りのお返事も、頑張ってだいぶ書きましたよ♪)。
ことのついでに、漫画週刊誌の編集部へ「漫画化してください〜」って、送ってくれた子まで! ありがとう〜 採用になってもならなくても、やってみなきゃ始まらないものね。
神さまは、どこかの誰かの言葉を借りて、行くべき道筋を示して下さるとか。これが、きっとそうですね。落ち込んだ日記に、コメントして下さったみなさまの一つ一つのお言葉、お便りやブログに寄せられる沢山の読者の子たちの励まし、そして、子ども時代愛読していた週刊誌の編集長のお言葉。これらはみな、神さまのお言葉ですね。ありがとうございました、神さま。
このところ、別件で、超どん底の落ち込み中でしたが、かつての「少年マガジン」の編集長さんに、力づけて頂いたような気がします。子どもの頃、毎週読んでいて良かった! 『忍剣花百姫伝』を漫画化してくれる版元を探しているところでしたから、余計に感動しました。
もし漫画化したら、きっと化けますよ〜(なぜかというと、読者さんたちの熱い太鼓判がありますから)。…って、言い切っていいでしょうか?
漫画誌編集部をご存じの作家さん、漫画家さんがいらしたら、ぜひ版元さんをご紹介下さいまし。わたし、めそめそしないで、やれることを頑張ると決めました。
あ、すごいもの、見つけました↓ 
yamad5さんのツイッター