沖田総司さんもきっと見たよね、今夜は大文字、五山の送り火


今夜の京都は、お精霊さんを送る「五山送り火」です。
点火時間は、如意ケ嶽(左京区)「大文字」/午後8時
松ケ崎西山、東山「妙」「法」/午後8時10分
船山に「船形」/午後8時15分
大北山(北区)「左大文字」/午後8時15分
曼荼羅山(右京区)に「鳥居形」/午後8時20分
と、次々点火されます。
昔はこの内、三つ四つは見えるポイントが京都のあちこちにあったのですが、今は高層ビルや高架道路のせいで、見えるスポットも減って、さらに、一望できるということがめったになくなってしまいました。
でも、五山のうちの幾つかなら高層ホテルのビヤホールで見られますし(この日は予約が必要)、まだ、堤防や橋の上から見えるスポットも残ってはいます。
私が子どもの頃は、東大路の高架から複数見えたのですが、今はどうなんでしょうか。
出町柳の堤防からは左大文字、渡月橋や松尾橋あたりでは、大文字/鳥居形が今でも見えるそうです。
船岡山へ登れば、左大文字/船形/大文字/妙法が見えるそうですが、赤ん坊の頃から京都に住んでいても、送り火を見るために船岡山へ登ったことはありません。
明日の夜は、送り火を鑑賞するため、山へ登っていく方々の行列とかできるのでしょうか。
ああ、たまには、ゆっくり、お精霊さんを送ってあげたいけれど、『時空忍者おとめ組4』(完結編)の〆切が迫っているので、今年も見に行けそうにはありません。
浴衣を着てそぞろ歩いた頃が懐かしいです。
新選組のみんなも、そぞろ歩いたかしら。その頃は、よく見えただろうなあ。
それとも、幕末って大変な時代だから、もしかして中止とかあったのかな? これは、調べておかなくては……!
というわけで、ざっと調べたら、なんと!
送り火を中止していたのは、明治になってからでした。
1872年(明治5年)から、1883年(明治16年)まで、文明の進歩を妨げるとして、送り火をはじめとする盂蘭盆会などの伝統行事を停止したとか。
明治政府や、当時の京都府のいう文明の進歩って、いったい何だったんでしょうかねえ。
あ、新選組といえば、角川つばさ文庫のお便りのページが更新されていて、今度も『恋する新選組』のお便りが! しかも、季節風の大先輩、吉橋通夫さんの『蒼き戦記』とツーショット。嬉しいです。瞳ちゃん、ありがとう〜ね♪