緊急事態! でも、あわてない

海辺の窓※昔、角川書店さんの仕事で描いた絵
2月に、京都新聞さん企画(日曜連載「ソフィアがやってきた」)により、京都の某小学校で講演授業をすることになっています。
ところが、お手伝いして頂く予定だった石神誠さん(児童文学作家・デジタル紙芝居作家)が事故でお怪我をなさって手術なさることになり、急遽、一人でやらねばならなくなりました。
デジタル紙芝居で『こまじょちゃんとあなぼっこ』の読み語りもする予定でしたが、これは、一人でやる自信がありませんので、授業内容を変えなければなりません。
えらいことですが、あわてても仕方がないので、持ち前の「なんとかなるさ」で、かまえています。
というか、あわてている余裕もなしなのです。
原稿締め切りと、びわこ道場も迫っているので、執筆と実務に専念するしかないので。
石神さんが重い怪我でなかったのが、せめてもの幸い。こっちはなんとかしますから、どうか、お大事に〜

先日、親しい後輩作家さんから、これまで作家一本の覚悟ができなかったけれど、ついにその覚悟がついたというメールを頂きました。
心から、拍手です。
人生、本当にいろんな苦労がつきものです。経済的な理由、家族との関係、愛する人との出会いや別れ…でも、どんな辛いことも、目指すべき道を進んでいるなら、怖いものはないのです。怖いのは、目指すべき道がありながら、いろいろ理由をつけて、そこから逃げていること。
逃げ道を用意して、おっかなびっくり覚悟のない人間を、「いいよいいよ、それでも」と、温かく迎えてくれる世界なんて、実はどこにもないのです。
まずは、覚悟。
そこから、出発しての話。そこが、スタートラインです。
ここには書けないけれど、それはもう、苦労なら、いやというほどしてきました。どんな?って、知りたい人は拙著『風のラヴソング』『あした、出会った少年』『竜神七子の冒険』などを読んでみてください。これらは、私の体験したことがモデルになっています。もちろん、フィクション仕立ての泣き笑い物語ですから、体験記ではありませんよ。
もし読んで下さった方がいらしたら、おそらく、これはいくらなんでもフィクションだろうと思われることが、実は本当にあったことかもしれません。
もとい、私の本はどうでもいいのです。
そこそこ長く生きてきて、私なりに悟ったのは、男性でも女性でも、自分の力で幸せにならない限り、本当の幸せはないということです。
ことに女性の場合、幸せになるのに、男性を頼ってはだめです。
自分ひとりの力で幸せになって、明るく楽しく生きる知恵を身につけて下さい。男女にかかわりなく、人は明るく楽しいことが好き。二つに分かれた道で「あっちは暗くて苦しそう」「こっちは明るくて楽しそう」だったら、誰でもこっちを選びます。
男性は、弱くて不幸な女に惹かれるなんて嘘っぱちです(一時的には惹かれても一生は続きません)。女性だって同じですよね。男女とも、苦労はあっても、それを笑い飛ばす明るい人が好きなんです。
というわけで、苦労も、アクシデントも、いつまでも続かないもの。
人生、一発逆転ホームラン! ドンマイ