ささやかな嬉しいこと…「指輪ひとつ」

今では〜指輪も回るほど〜やせてやつれたお前の噂〜♪
…って、歌ほど色っぽくやせたわけじゃないけど、ここ一年半ほどやせたせいか、昔の指輪が入るようになりました。

で、はめてみた。
こうしてみると、手は年取ったなあ。
でも、心は変わらない…全部じゃないけど、変わらないままのこともあります。
周囲の状況や、人の心は変化していくけど、変化しないもの…というより、年を重ねるほどに純化していくものもあります。
まず、個人的には年齢を重ねるほどに、自己中心的な欲望がなくなってきました。
いいの、いいの、あなたがそうしたいなら、それでいいのって…澄んだ気持ちで思えます。
それは、諦観とはまた違っていて、穏やかな愛しみと哀しみがないまぜになったような気持ちです。
指輪一つにも喜びや悲しみが秘められているように、人生って、指輪のように沢山の思いがその人の中に秘められつつ、やがて、何も語らず消えいってしまうものじゃないのか…と。