昨夜は、久々のねえさんずの怪でした〜

この日は、いかに自分の書きたいものを書くかというテーマに集約されたように思います。
ついつい、締切仕事、依頼原稿に追われて、版元に持ち込んでも形にしたい物語は、書きかけでストップしている私は、「自分の書きたいものだけ書いてきた」という香月ねえさんに、ものすごく感動しました。
そんな作家が身近にいてくれることに、心の中で土下座しました〜
いや、見た目は、『うまい旨い』と、肉食いまくってましたが…。

昨夜は、写真を撮る元気もなく、ただ、喋り、食い、飲んだ(ひかえめに)だけ。
というのは、貧乏暇なしはいつものことですが、ここのところ、寝ても覚めても仕事から離れられない状態なので、ちょっと、疲れていたのかも…
この日のテーマの深いとこは、とても、ここでは話せません。
でも、帰り道、私と令丈ねえさんが誓い合った約束と標語があります。
その約束は、
「新分野に挑む!」
そして、標語は、
「合言葉は、かんのう!」です。
かんのうには、感応、官能、堪能…好きな文字を当てて下さい。そう、どれも必要ですから。
とまあ、疲れてるせいか、いつものお笑いネタを思い出せず…
今日はこのへんで。

『茶子と三人の男子たち S力人情商店街1』令丈ヒロ子と『全裸男と柴犬男』香月日輪

本日は「ねえさんずの怪」です。
ともかく、とんでもないハードスケジュールをやりくりしてでも、旨いものを食いつつ、業界の黒い話、キラキラの話をしゃべりまくるという集まりはやらねばならぬのです。生きるためには!
そんなわけで、ねえさんずの怪についての話はまた明日ということにして、今日はねえさんたちの新刊をご紹介します。

茶子と三人の男子たち―S力人情商店街〈1〉 (新潮文庫)

茶子と三人の男子たち―S力人情商店街〈1〉 (新潮文庫)

さびれつつある商店街で育った幼なじみの中学生、茶子、吾郎、研、吉野の4人組は、神社で雷に打たれ、超能力を授かった。エスパーアイドル誕生か?……と思いきや、それぞれの不思議な力はどこか「しょぼい」。果たして、彼らの脱力系の活躍でふとん店を襲う謎の事件を解決できるのか? 商店街をこよなく愛する大人気作家によるユーモア青春小説。『S力人情商店街1』を改題。(内容紹介より)
かつて、YAのシリーズとして出た『S力人情商店街』シリーズの文庫化です。
どこの街にもありそうな、さびれた商店街にひっそりとたたずむ塩力神社。
この神さまの起こす奇跡の凄いこと、しょぼいこと〜
このあたりが、令丈流の笑いのツボ。
作家多しといえども、この脱力系のユーモア、コメディを書ける人はそうはいません。
そういう意味でも、面白くて勉強になります。
しかも、一種の推理ものでもあり、ハラハラしつつ物語を追う楽しみも!
子どもは夢中になるけど、大人でも、ついつい、一気に読み切ってしまいます。
四巻完結なので、このさびれた商店街がS力でどう救われるのか、楽しみです〜♪
緊急招集、若だんなの会―S力人情商店街〈2〉 (新潮文庫) おリキ様の代替わり―S力人情商店街〈3〉 (新潮文庫) 茶子の恋と決心―S力人情商店街〈4〉 (新潮文庫)




全裸男と柴犬男 警視庁生活安全部遊撃捜査班 (講談社X文庫)

全裸男と柴犬男 警視庁生活安全部遊撃捜査班 (講談社X文庫)

マンションに帰宅した智宏が居間へのドアを開くと、そこに全裸の男が立っていた。そいつは煙草を斜に咥えたまま、智宏を見てきょとんと言った。「お前、誰?」智宏は、絶叫した。「お前が、誰だ―――っ!!」霊感0の鈍感刑事・石田智宏は、突然の辞令に従い、警視庁の超常現象対策部署・通称遊撃捜査班に異動することに! だがそこで待っていたのは、マンションに幽体離脱して(なぜか全裸で!)現れた、特別捜査官・神瀬京介を始め、あまりにも個性的なメンバーで…!? (内容紹介より)

いや、はや、書店で買うのははばかられるほど過激なこのタイトル。
しかし、それなのに、めちゃ、売れている……!
そりゃあ、面白いからでしょう〜っていうしかないのですが、この話、主役級、主なレギュラーは男ばかり。
しかも、しぶいおっさんがぞろぞろ、ぞろぞろ…と、二回は繰り返さねばならないほど、おっさんの花園ですぅ〜
表紙の兄さんたちは、警視庁の通称遊撃捜査班の刑事です。
しかも、妖しい事件のみ、秘密裏に捜査するという…しかも、その背景には謎めいた超イケメン大金持ちがいて、日々、祝いだ、癒しの会だとかいって、超高級レストランや銀座の一流バーやらへご招待してくれるので、旨そうなご馳走を食いまくる…いや、失礼、食すシーンがそこここにあります。そんなわけで、読んでると、お腹が減ります。
でも、これ読んで、貧乏家の残り物なんかあさっても全く癒されません(その点、暴れたくなる本なので要注意)。
それと、この本を買ったら、タイトルカバーを剥いで下さい。カバーが二重になっていて、兄さんのあられもない姿が見られます。
この工夫を考えた編集さんはすごいけど、お金がかかるから、絶対売れる本!とふんで、決定なさったのでしょう。
香月ねえさん〜 こんな花園、反則やないかぁぁぁ ♥ ♥ ♥

「ねえさんずの怪」で話に聞いていたあの本が、ついに!『全裸男と柴犬男警視庁生活安全部遊撃捜査班』 (講談社X文庫ホワイトハート)

お馴染み「ねえさんずの怪」で、食ったり飲んだりしゃべったりの食い友(?)、香月ねえさんの新刊がついに予約開始!

  • 『全裸男と柴犬男警視庁生活安全部遊撃捜査班』は、ここをクリック!
    この話の企画は、ずいぶん前に、ねえさんずの怪で聞いていて、令丈ヒロ子ねえさん共々、ついつい「きゃあ〜っ」と、盛り上がった話です。
    その時は、飲んだ勢いもあって、「そんなら、越水ねえさん。この時代劇版を書けば? 現代の刑事は、時代劇でいうと同心だよね〜」と香月ねえさん。
    「いやいや、香月ねえさんの登場人物の誰かがふらっと出てくるような別シリーズってのも面白いかも」といったのは、令丈ねえさんだったか。かの石崎洋司にいさんの「黒魔女さん」と令丈ねえさんの「若おかみ」のジョイント作品の話なども出てたっけ。
    しかしまあ、なにせ、越水&令丈は酔っぱらっているので、さだかではない。
    それほどに楽しみにしていたのが、仮題「HADAKAデカ」でした。
    それが、ついに新刊に!
    楽しみで、発売まで待てないよぉ〜。
    いや、待て、落ち着け…私の『リンカーン アメリカを変えた大統領』(角川つばさ文庫)も4月発売だし、これに触れないと版元さんに怒られる。
    そんなわけで触れとくと、実は、この本も、ねえさんずの怪で盛り上がれそうなネタが多々あるのです〜(ラヴ♥ ジョシュア〜
  • 『リンカーン アメリカを変えた大統領』の内容については、ここをクリック!

    さて、次回のねえさんずは、令丈ねえさんの新刊も出ているはずだし、また新刊話で盛り上がりそう〜

  • ねえさんずの怪!

    ※これまでの「ねえさんずの怪」については、↑のカテゴリー[ねえさんずの怪]をクリックしてください。

    さて、一昨日は、香月日輪、令丈ヒロ子越水利江子の久しぶりの食べ飲みおしゃべり会、「ねえさんずの怪」でした。いやあ、楽しかった! 
    あんなにしゃべったのに、まだしゃべり足りないってどうなの? って、おもわずつっこみたくなりました〜
    あ、くれぐれもいうときますが、各版元さま。
    ねえさんずはただ遊んでいたのではありません。仕事の展開について相談したり、「いっしょにこれやらん?」なんて素敵な企画も浮上しております。
    ただし、その件はここへは書けませんので、面白かったことばかりがブログアップになってしまいます。
    なので、「原稿書かずに何やっとんね!」と、どうか責めないで下さいまし。
    今回は、香月ねえさんが行ってきたラスベガス取材報告とお土産で盛り上がりました〜
    このキラキラTシャツ! ベガスのお土産です。かっわいい〜
    来年の夏は、これを素敵に着れるよう痩せなければ…
    そして、取材旅行報告スライドショーの面白かったこと!!!







    しかも取材経費は(作家となれば憧れの)版元さん負担で、行きの飛行機はファーストクラス。帰りはビジネスクラスだったとか。
    「うひゃあっ〜」
    「なんじゃ、こりゃ〜」
    ファーストクラスはもちろん、ビジネスクラスだって初めて見るヒロ子ねえさん&りえ子。もう、叫びっぱなしになるスライドショーの数々。
    「おほほ、飛行機内の食事はね、ファーストとビジネスは変わらないの。ウェルカムドリンクのワインが、ガラス製のワイングラスか、プラスチックのグラスに注がれるかの違いぐらいよ。どっちも区画が一人だし、ベッド・メイキングもしてもらえるしね。まあ、違いといえば、席の区画の広さと飛行機に乗る前のラウンジの食事かしらん。え、お値段? あら、わたくし、お支払してないのでわからないわぁ、おほほほ」
    と、日輪ねえさんは、財閥夫人みたいなご発言。
    しかし! 財閥夫人と違うところは、ねえさん、あちらで銃を撃ってきたんです。
    拳銃だけでなく、ショットガンとマシンガンまで!(ギャング小説書くのか!?)
    そして、こちらはお土産に頂いたもの〜 
    きゃあっ、『妖怪アパートの優雅な日常』コミック版とCDも!
    嬉しすぎます〜 楽しみだ楽しみだ…(今夜、絶対読んで、観る!)
    可愛い箱の二つはお土産チョコです。
    どちらが、ベガスのチョコかわかりますよね。そして、紅茶とクッキー(豪華だ)。
    いやはや、ものすごい盛り上がりだったのですが、これを文章で表すのは難しく……しかし、何が一番盛り上がったかといえば……
    これです!
    ベガスの男性×××××ショーの看板写真。そのタイトルが「GIRLS’ NIGHT




    日輪ねえさんによると、今回は男性担当さんとご一緒だったので行けなかったとか。
    「女同士なら、絶対、行ってたどぉ!」と、吠える日輪ねえさん。
    ヒロねえ「きゃっ、ガールズ・ナイト! あたし、この人がいいわあ〜」
    りえ子 「ふーん。どれでも一緒やない?」
    ヒロねえ「なにいうてんの。もっと近くで見てみ!」
    りえ子 「近くで? どれどれ……うきゃあっ」
    ヒロねえ「ね、ね! これ、観たいでしょ」
    りえ子 「うう……観てみたい」(ふるえだす)
    日輪ねえ「よし、そんなら、ねえさんずの次の目標は、ベガスで、ねえさんずガールズ・ナイト!じゃ」
    ヒロねえ「しかも、ビジネスで行く! 『あら、ファーストよりビジネスよ、おほほ』って、いってやるんや!」
    りえ子 「し、しかし、先立つものが……」
     と、そんなことは全く聞いてないヒロねえ。
    ヒロねえ「おほほ、その時は、あたし、このひと……♥♥♥」
    りえ子 「それなら、このポスターを仕事机の前に貼ろう。仕事が頑張れるかも!」
    日輪ねえ「そうそう。もう、各自お気に入りに名前でも書いとけ〜」
    りえ子 「え、じゃ、あたしのしと、誰にするかなあ……」とまあ、大騒ぎ。
    それで、それぞれ三人選んだけど、しかし、後で良く見たら、コシミズのしと(↑の写真の真ん中の人)は怖すぎるので、日輪ねえさんのひとに変更。
    こんなふうになりました〜

    え、ホントに仕事の話したのかって?
    し、しましたともっ!
    「ガールズ・ナイトねえさんず」を目標に、仕事がっばりまっす!
    老婆にならないうちにその日がめぐってきますように……
    なむなむ

    ねえさんずの怪!

    昨夜は、知る人ぞ知る香月日輪、令丈ヒロ子越水利江子の飲み会、「ねえさんずの怪」でした。
    それぞれ超多忙で、体調を壊したりなどもありつつ、ようやく顔合わせ。
    さて、まずは待ち合わせでえらいことに。三人で待ち合わせだというのに、ヒロ子ねえと私がそろって遅刻……
    三人一緒に買い物するはずやったのに、二人の遅刻メールに焦った日輪ねえ、
    「わしじゃ、何買ってええかわからんどーーー」
    すまなかった、日輪ねえ〜
    まあ、そんなスタートは、結局は珍しくないねえさんず、三人揃ったところで買い物も済ませ、意気揚々と、苺ピザの待つ会場へ〜
    おほほほほ、これが苺ピザ!
    これが、ほんまに、うんまいのです〜
    「うんめぇっっっ」と、あっという間に、残り2ピースに…
    「これ、あと二枚しかない。一人分足らへんし」思わずつぶやいた私。
    その瞬間、夢中でしゃべっていた日輪ねえとヒロ子ねえが、ハッと沈黙。
    しばし三人で、残り2ピースのピザをみつめること……十数秒。
    「もう一枚、たのも!」
    そういったのは誰だったのか、今でもわからず。(全員、思い立ったのが同時だったらしい)
    わはは、というわけで、もう一枚を、三人でたいらげたのだった。
    その間、業界の黒い話、仕事の情報交換、愚痴交換などなど、ずっとしゃべり続けていたのに、ここへ書こうとすると、はたと思い出せない。何をしゃべったっけ……なぜか、食った飲んだしゃべった笑った以外の記憶がない……ま、覚えていても書けないことが多いんやけど。
    でで、これは、帰宅後に、ヒロ子ねえが送ってくれた写真。
    ドアの右にぶら下がっているのが、ちりめん細工の一連飾り(この中に猫ちゃんがいます)。私のおみやげです。
    招き猫の手ぬぐいは、ヒロ子ねえの愛しいひとからのプレゼントだそう。
    ああ、いいなあ。福を招いてくれそうな猫ちゃんやなあ。
    この日、私のお土産は、いつ買ったのか思い出せないクッキー(さらっというな)、紫式部ハンカチと、このちりめん細工飾り。
    日輪ねえ「なにっ、いつ買ったかわからんクッキーを持ってくる奴があるか」
    りえ子「うーん、しかし、クッキーなど買った記憶が……まったくない」
    「わあ、ちりめん細工?」と、さりげなく話題を変えてくれたのか、聞いていなかったのか、ヒロ子ねえ。
    りえ子「うん、可愛かったから。一連の飾りやけど、猫とうさぎがあるよ」
    日輪ねえ「ほな、うさぎ。うさぎが好きやから〜」
    ヒロ子ねえ「じゃ、あたし、猫」
    りえ子「それと、紫式部ハンカチ。源氏物語書いたからその記念」
    ヒロ子ねえ「わ、文学的〜〜〜あたし、緑のがいい!」
    日輪ねえ「なら、ピンクをもらっとく」
    りえ子「うん……(にこにこ)」
    この時、なぜか言葉少なであったりえ子には、ねえさんたちに打ち明けねばならないことがあった。
    (よっしゃ、飲んだ勢いで……)と、ひそかに決意。
    というわけで、そこそこ飲んでから「わははは」と、おもむろに、笑いから入る怪しいりえ子。
    「わはは、そうや、いうとかな、あかんことがあるねん(たった今、思い出したように)。紫式部ハンカチね、緑のほう、使う前に洗ってね!」
    ねえさん方「え、なんで?」
    りえ子「はははは……実は、たった一枚しかなかった緑のハンカチを買おうとしたら、お土産屋のおばちゃんが、『これは、柄がよろしおっせ』って、開いて見せてくれたん、手に唾液をつけて……わっははは」
    ヒロ子ねえ「なぬっ、では、あたしがそれを引き当ててしまったん!?」
    日輪ねえ「わっはは、わしはピンクじゃ〜」


    そんなわけで、解散後、ヒロ子ねえからのメール。
    「クッキー、クッキー、食〜べよかなって、開きかけたら笑てもた! キャンドルだった〜」
    実は、かのクッキー、クッキー型のろうそくやったんです。よく考えると、それなら、薄く記憶がありました。クッキー買った覚えがなかったはず。
    それにしても、三人そろって、クッキー型のろうそくに「candle」と書かれているのに気づかなかったという……大丈夫か、ねえさんず(お前がいうな)
    ヒロ子ねえのメールの続き↓
    「ちりめん細工の飾りは飾ったよ。紫式部のハンカチは洗濯機に入れさせてもろた」
    よかった
    おばちゃんの唾液は、これで、きれいに洗われたわけですね。

    【連チャン、チャンチキ作家の集い】その2

    皆様、ありがとうございます〜
    今日は、痛み止めで一時しのぎですが、忘れないうちに、ねえさんずの怪だけはアップしておこうと。
     今回のお土産交換会の頂き物。
    私は何もなくて、頂きっぱなし。
    ごめん、ねえさんたち〜 
    可愛い黒猫&薔薇のおしゃれボディタオルと象さんハンカチは、日輪ねえさんから。
    綺麗な紙製絵皿とクリスマスコースターは、ヒロ子ねえさんから。
    そして、『おもちゃ工場のなぞ!!』は、ヒロねえの新刊。これ、ものすご〜っく面白いよ! 
    工場見学の土産話で、私や日輪ねえは笑いこけたり、ひたすら感心したり。
    ヒロねえって、取材力があるのです。

    そして、今回のメーンイベント!
    サイコロステーキ!!!  は、なかった…
    買い物班のヒロねえと私は茫然自失。
    ならばと、似たお総菜を探すことになったが、これがまたないのだ。
    いかん、このままじゃ仇はとれんぞと、売り場を探し回っている時の会話。
    ヒロねえ「あ、ロースト・ビーフがあるよ!」
    りえ子 「あ、そう」(ちらっと見ただけ)
    ヒロねえ「つ、冷たい…!」
    りえ子 「そやかて、まずサイコロ! ローストビーフなら、家でも食べられる!」(断言する)
    ヒロねえ「あ、あ、そうか。しっかし、そこまで、冷たいか?」
    りえ子 「前回の失敗を繰り返してはならん。サイコロに似たのを、まず買おう」
    というわけで、二人で見つけた似てはいるが、全く違うしろもの。しっかし、サイコロに似た牛肉は入っている。
    ヒロねえ「これ?」
    りえ子 「これしかないっ」
    と、二人とも、そばにあったとっても美味しそうな鶏肉料理は見もしない。
    「あ、ここいいね。京都府産野菜だって! それと徳島産!」と、野菜サラダをほめちぎるりえ子。
    しかし、買わない…(完璧にサイコロステーキに取り憑かれている)
    そして、サイコロステーキに似て非なるものを買って、蟹のサラダ、生ハムのサラダを買う。(絶対、野菜じゃない何かが入ってないと買わない二人)
    さらに、前回買い過ぎて食べきれなかった反省もあり、お魚売り場で、またまた迷走。
    刺身にするか、いやしかし、日輪ねえはご飯大好き人間。
    じゃ、刺身と寿司を少しずつ。と、選び始めて、「まてしばし。日輪ねえはわさび抜きであったな!」と気づく。
    しかし、二人はわさびは必要。「じゃ、わさび抜きの寿司と、わさびの付いている刺身」を選ぶのが難航。
    と、その時、「これだ!」ヒロねえが見つけた百円わさび。
    「よし、これをいつでも冷蔵庫に保存しておいてもらえば、自由に買える〜」と、わさびから解放された二人。
    さあ、いよいよ、日輪ねえのマンション近くでワインの赤と缶ビールを買って、ねえさん家になだれ込んだ。
    「このわさびはね、あたしたち専用!マジックない!?」と、令丈、越水の名を書き込むヒロねえ。
    「いや、誰も盗らんが…」あきれ気味の日輪ねえ。
    「サイコロステーキがなかったから、似て非なるものを買ってきた」と私。
    「ほらあ、だから、見た時に買ってこいっちゅうねん」と日輪ねえ。
    そんなこんなで、ねえさんずの怪は開催。
    いやあ、どれも旨かったです。似て非なるものもそれなりに。

    と、食べ物の話が長すぎる…
    今回のメーンイベントは、実はもう一つありました。
    来年になる、M書房の新刊企画書を、日輪ねえさんが公開(ねえさんの企画書は、お手製の漫画のキャラ企画なのだ)。
    りえ子「わわ、刑事もの!これ、また売れるよね!」
    ヒロねえ「確実だわ」
    と、ここで、りえ子が思い付く。
    「そうだ、私、これを時代劇でやろうか」(←すぐ売れたがる奴)
    「あ、いい。いい。それ!」とねえさん達。
    日輪ねえ「まず、時代劇の刑事といえば、同心。こいつが妖しい事件の謎を解決する!」
    ヒロねえ「そうそう、りえ子ねえさんはそのあたり書けるから!」
    りえ子「ふんふん、それで、それで?」(←全く企画を頼り切る奴)
    日輪ねえ「それで、良家のぼっちゃん若同心に、長屋の謎のおっさん浪人がタッグ。さらに、いい男だが、打たれ弱いライバル同心。さらに彼氏のおっさん、そして、おっさんの輪!」
    りえ子「ふむふむ、えっ、彼氏のおっさん? おっさんの彼氏のおっさん?? おっさんの輪!?」
    日輪ねえ「むろん。女はほとんどいらん」
    りえ子「ほ、ほとんど……いらん……! か、神の声か、これは(じーん…涙目)」(←とかいいつつ、すでに手帳にメモってる奴)
    ヒロねえ「さらに、異界マスコット!こいつが色々変化する!謎も時には、解決せんでもいい!」
    りえ子「ええっ〜 解決せんでええの」
    ヒロねえ「そう、ラスボスは残しておけ!」(断言)

    ……と、これ以上は書けません。企業秘密だから。
    このあと、こまごまと伝授された面白企画。
    よっしゃ〜 今度書くぞ!
    本になったあかつきには、企画ねえさんずになりそうですが。
    そんなわけで、そろそろ薬の効き目も切れてきたので、今日はここまで。

    【連チャン、チャンチキ作家の集い】その1

    (前菜)ここからスタート!
    11月20日は、楠章子、宮下恵茉(我が妹分の作家たち)と、沢田俊子さんとの一年一度の越水会でした。
    この会名の由来は妹分たちが、不肖のわたくしを師匠と呼んでくれるから。その実態は、師匠とは名ばかりのやや停滞気味のわたくしと伸び盛りの妹作家たちの一年一度の食事会です。今年は、ゲストの沢田ねえさんを加えてのチャンチキでした。
    このスープがまた絶品〜♪
    京都先斗町にある「禊川」さんの個室で会席を頂きました。
    (メインディッシュは牛ひれ肉)とろとろ〜
    そして、21日は、超過密スケジュールをすり合わせての売れっ子ねえさんず(香月日輪ねえさん&令丈ヒロ子ねえさん)と越水の知る人ぞ知る「ねえさんずの怪」でした。とまあ、作家仲間の集まりが続いたので、食べ過ぎ飲み過ぎしゃべり過ぎで、喉も胃も痛いです〜
    さて、まずは、越水会ですが、いやあ、美味しかった!
    ここは、町屋レストランというか、昔ながらのお座敷で、ことのほか上品なフランス料理の会席が頂けます。(お料理の写真はまだ届かないので、届いたらアップします。誰か、送って!)
    禊川のシェフは、素敵なロマンスグレーのおじさまですよ。
    そして、これは頂き物。
    ロクシタンの化粧品は、楠章子ちゃんから。(帰ったら、娘が羨ましがってました〜)
    雪だるまは、なんとカイロです。かっわいい!
    『初恋ダイアリー』は、宮下恵茉ちゃんの新刊。
    沢田ねえさんからの頂き物、求肥昆布は、それは上品なとろとろ昆布のお菓子でした。
    クリスマスももうすぐというので、妹たちはプレゼントを、沢田ねえさんはお土産を持ってきて下さったのです。なのに、すみません、私、今年は手ぶらでした。
    どこにも行けないほど〆切に追われ、その上、数冊の発行が遅れたせいで、この年末は金欠病なんです(とはいえ、呑む経費だけはひねり出す)。
    皆様、ありがとうございました〜 このお返しは来年まで待ってね(鬼が大笑い)。
    まあ、喋った喋った! しかし、内容は公然と書けません。業界話なんで。
    でで、禊川さんを出てから、お茶を頂き、さらに京都ジュンク堂へ。
    でも、敬愛するTさんは仙台にいらっしゃったとかで、ともかく4人で書棚を見学しました、明らかな足跡を残しつつ(これについては詳細は書けません)。
    まあ、お友達作家のこんな写真を撮りながら…
    その後、恵茉ちゃんが帰ってから、沢田ねえさんと楠章子ちゃんと生ビールが飲めるところを探して……沢田ねえさんの後についてゆくと、四条から錦、錦から三条まで放浪することに(爆笑〜。
    (いや、錦には魚屋さんの一杯飲み屋があって、生牡蠣を貝ままツルリと肴にできるような店があったのですが、今は原発放射能漏れ非常時なので、そこは諦めました)
    ようやく三条河原町のアサヒビヤホールに入って、念願の生ビールとドイツソーセージで〆の乾杯!(これだけは残念ながら、禊川さんは瓶ビールしかありません)
    やっぱり、庶民には、これがなくっちゃね!
    というわけで、「ねえさんずの怪」は、明日に続く